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☆獣医師が行う診療の流れについて、御説明致します☆
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実際の動物病院での診断・治療・予後の予測の際には、POMRという、特別なメディカルレコードシステムにより、計画的、合理的、統計的に整理しながら、考えられる多くの病気の中から、1つずつ削除して、最後に、最も確率の高い病気群について、更に詳細に分析して行くと言う手法を使います。
さもないと、膨大な検査の必要性、時間的ロス、動物のストレス、飼い主の過剰な治療費負担、精神的リスク増を伴い、時には、私達獣医師の見落としが発生する可能性も有ります。
勿論、簡単な質問と余り費用のかからない検査や身体一般観察ですぐに、診断が下され、治療に入れる事も多いのです。 また、この様な理論的診断方式をあえて取らずに、対症療法(診断的治療法)で簡素に、俊敏に治療・回復を図る事も有ります。
しかし、重い病気や、複雑に多くの要素が絡み合っている様な症例では以下のような理論的診断手法で進めなければなりませんので、 「メール診察」が獣医師の診療に代用されるものでは有りません。
メールでの御相談に対する回答では有りますが、実際の診療により近いものにするため、以下の質問に、御自分で分かる範囲で構いませんので、御気楽に回答して下さい。
分からない所は飛ばして下さい。分からないのに無理にお答えになっても、参考にならないのです。情報が少なくても、飼い主の気付いた、症状の中からおおよそならばある程度、経験で判断できるかも知れません。
例えば、野良猫の治療では多くはそうなので、心配しないで下さい。 |
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ここでは先ず、クロスイグザミネーション方式で、私の質問に直線的にお答え頂きます。その後、オープンエンドストーリー方式で、自由な形式で書き込み頂きます。
それにもとずいて、私の頭の中で、飼い主の主訴や過去の病歴、栄養、品種、環境、年齢、症状などの要素から問題点を羅列し、本当は必要な検査や触診・聴診・望診等を削除して、経験から考えられる幾つかの病気を仮診断致します。
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実際にはここから、インフォームドコンセント(説明と同意)の後、機械での細密検査や身体一般検査と、更なる質問から仮診断を下す事になります。この段階でも未だ、複数の病気が残ります。
次いで、細密診断・治療のための計画を立て、その後の追加質問から、問題点を追加したり、あるいは削除して、検査・身体検査・観察を繰り返し、治療計画を減らしたり、追加したり、あるいは方針を継続する事になります。
それらの治療に対する体の反応から、病気が絞られて行くのです。ここでも、追加のインフォームドコンセントは欠かせません。そして、最終的に確定された病気の治療(手術)を実行致します。
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この様に学問と自分の経験に裏打ちされた治療プロトコールを、飼い主の事情や動物の 資質、状態により、何度も頭の中で、推察・やり直し・反省を繰り返し、より確実な診断・治療・良い予後に結びつけるのです。
しかし、それらの私達の心の奥までは、飼い主には分からないと思います。沢山の悩み、迷い、戸惑い、恐れを感じ、前向きに病気と戦うのです。より良い結果を何が何でも、導かなければなりません。
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費用の説明を含め、一般には分かりずらい、医療現場でのシステムを理解して、共同で治療に参加して貰うために、説明と同意が大切になるのです。
ですから、病院ではよく話を聞いて頂き、質問して頂きたいのです。
この様なメディカルシステムは常に、忠実にカルテ、検査記録、画像ファイル、コンピューターに保存され、将来の問題に即座に対応できるよう蓄積します。
それらにより、おぼろげな人間の記憶に頼らず、確実な時間の流れの中で、命を見つめていく事になります。それが、私達ホームドクターの役割なのです。
だから故に、普段のより良いお付き合いと蓄積された、診療記録が重要になる訳です。 |