上原勇作・著

■発行/2007年7月
■体裁/A-4判 上製本
  248ページ
  図版496点(カラーを含む)
■価格/19,440円(税込)
   (本体価格18,000円)
心エコーの経験豊富な臨床家が解りやすく書いた検査・診断法。基礎から応用までこれ一冊でOK !
本書の内容
  • 臨床家が実際に検査・診断をした経験から解りやすく解説された 実践書。
  • 超音波診断装置の新規購入から論文作成までが幅広く書かれている。
  • 図が豊富に使われていて,心エコー図での検査・診断法が解りやすい。
  • 初心者でも投げ出さずに続けられる心臓の描出の仕方,探触子の当て方と角度,コツが書かれている。
  • 開業獣医師ならではの臨床現場での疑問や矛盾,体験談が綴られている。

推薦の言葉 高橋貢(麻布大学名誉教授)
 「近年の小動物臨床では、ヒトと動物の関係が緊密化するに従って、動物の生命が尊重されるようになってきた。とくに飼い主と動物の高齢化あるいは社会的ストレスの癒しによる緊密化はいっそう深刻化する傾向にあり、このことによって、小動物臨床の高度医療が強く要望される傾向に至っている。
著者は心エコー図診断法について、実務的な活用法を念頭に、永年にわたって試行錯誤を繰り返しながら本書を上梓された。
 本書の内容は実に多彩であり、むずかしい理論を楽しく読みながら理解できるように配慮していることは、著者の専門的な知識と実務経験によるものであり、実に素晴らしい著述である。
  勿論、エコー図診断法は、心臓疾患だけの診断機器ではなく、多臓器の診断機器としても活用できることは言うまでもない。しかし、本書を通読することによって、基礎的な理論から臨床的診断機器としての活用法が、きわめて容易に理解できるように配慮されていることは、エコー診断法の幅広い活用を示唆しているものであり、これまでに類を見ない良書である。」
(出版に寄せてから抜粋)

読者からのシリーズへの感想

『わたしは、いつも心エコーでは頭を悩ませています。上手に心臓も描出できません。
  上原勇作先生の『小動物臨床』の連載シリーズ「基礎から始める心エコー図診断法」を読んで、非常に解りやすく解説されていることに感動いたしました。』

 
書籍内図版見本

 
1.超音波事始め
(昔の診断装置はデカくて見づらかった)
2.超音波を理解するための予備知識
(超音波とは一体どんな音)
3.超音波の安全性
(全く無害は誤解?)
4.超音波診断装置の位置づけ
(診断能力の採点表,心電図・心音図などとの比較)
5.機器購入にあたって
(いまさら聞けないという初心者からの質問に答える)
6.検査台の作り方
(軽い「600g」,安全,安価,収納簡単。大根が切れるなら女性獣医師にもできる方法)
7.探触子の当て方
(心臓の描出の仕方,当て方と角度が解る)
8.画像処理の話
(美しく見せるためのカラクリとは)
9.画質の検討
(探触子の選び方,1本でどこまで診れるか)
10.断層像の表示法と統一呼称
(学会発表のためのルールとは)
11.アーチファクト
(虚像の姿と発生原理をあばく)
12.日常見られるアーチファクト
(誤診しないための第一歩)
13.超音波で見る心臓断面
(心臓の中はどうなっているか)
14.計測法(1)断面像の計測を行う前の基本概念 
(得られた計測値は果たして正しいか)
15.計測法(2)主たる計測断面
(断層像の計測ポイントはどこに置くか)
16.計測法(3)実際の計測
(医療の現場では施設によって測定部位は微妙に異なる)
17.計測法(4)計測値の確認
(断面による誤差要因)
18.計測法(5)この心臓,ちょっと変
(直感的に診断する方法,正常と異常の不可解な間)
19.Mモード(1)Mモードとは
(「距離分解能が良い」の嘘)
20.Mモード(2)Mモードと心機能
(Mモードはどのように使うか)
21.Mモード(3)弁の動き
22. Mモード(4)心拍出量測定のための測定部位
(心電図・心音図と共に)
(複雑な曲線、どこを計れば正確と言えるか)
23.心拍出量の測定(Mモード)
(成書には多くあっても,あまり使えそうにない測定法)
24.超音波ドプラ法
(ドプラ法があればタイタニック号の悲劇はなかった?)
25.ベルヌーイの簡易式
(もともとの式がアバウト,過信してはいけない)
26.肺動脈圧の評価
(超小型犬の心臓は大型犬と違う?)
27.心拍出量の測定(ドプラ法)
(目的は心機能評価の精度確認であった)
28.カラードプラ
(あると診断は簡単,交差点の信号が判れば良い。ただ過信すると落とし穴がある)
29.パルスドプラ・連続波ドプラ
(速度計測の限界に迫る)
30.僧帽弁閉鎖不全:重症度評価の問題点
(定説の欠点に気づく,過信は厳禁)
31.僧帽弁閉鎖不全:薬効判定の試み
(この薬,どのくらい効いているか)
 
■本書は『小動物臨床』誌に1994年1月号から2006年11月号までの65回にわたって連載した好評シリーズ「基礎から始める心エコー図診断法」に加筆,修正を加えて纏めたものである。



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